手に職をつけておけば良かったと、痛感する。
サラリーマンは、特段なにも際立ったスキルがないので、つぶしがきかない。
リストラされれば、同レベルでの再就職は難しく、また、リストラされないためには、会社にしがみつくしかなく、理不尽な命令にも従うよりない。
やりたくもない仕事をさせられ、疲弊する。
辞令一つで、どこでも転勤させられる。
特に、この転勤はなんとかならないものだろうか。
念願のマイホームを購入した矢先に転勤になったという話はよくあることで、せっかくのマイホームにも住めず、家族とも離れ離れになってしまう。
こんな人権侵害甚だしい制度は、とっととなくなってしまえばいい。
この一点だけでも、サラリーマンがいかに絶望的な職種かが分かる。
専門職も時代を見誤ると…
では、どんな職なら良いのだろうか。
時代の移り変わりは激しく、花形だった職業も、一寸先は闇となる。
その鍵を握るのが、AIとロボットだ。
「今後10~20年で、日本の労働人口の49%が就いている仕事がAIに代替が可能」
これは、オックスフォード大学が試算した、衝撃的なデータだ。
これが現実となると、二人に一人が失職することになってしまう。
ここで注目すべきはビッグデータだ。
これまで不可能とされた大量のデータを、コンピューターが処理できるようになり、結果、仕事をルーチン化できるようになった。
これにより、最も影響を受けるのは、銀行員だと言われている。
今まで、大量に採用してきていたが、最近では大幅に縮小してきている。
分析や計算等をAIが代替し、またキャッシュレス化の浸透とともに、淘汰されていくであろう。
サービス業も、業種によって危うい。
ホテルのフロントや、飲食店のウェイター・ウェイトレスも、ロボットやタッチパネルに代替される可能性が高い。
ハウステンボスにある「変なホテル」は世界初のロボットホテルであり、AIロボットがフロントに立ち、おもてなしをしてくれる。
タッチパネルは、もう既に導入されており、今後さらに加速化していくであろう。
ライターもやばいかもしれない。
書きたいワードを数個入れるだけで、記事を作ってくれるツールもあるらしい。
AIの方が、分析も正確で、文章構成もしっかりとし、さらに誤字脱字もないとなると、先行きは暗い。
となると、ブロガーの行く末は…?
気持ちの部分で、勝ることが出来るだろうか。
クリエイティブな仕事が生き残る道?
20年後には、半分の職業がなくなる。
憧れであった、弁護士なんかも、AIに代替される世の中になる。
そんな時代に、人がまだ優位にたてる職業とは何だろうか。
よく言われるのは、クリエイティブな職業だ。
単純作業はロボットに任せ、人はより創造的な仕事に集中すべきと。
一言でクリエイティブと言っても、なんだか空虚に聞こえてしまう。
デザイナーとかエンジニアってことなのか。
それは、今でもなかなかハードルが高そうだ。
対人業務も多くが代替されるだろうが、なかには無くならないものもあろう。
教師やカウンセラーなんかは、流石にロボット化しないと思う。
しかし、求められるスキルや要素は変わるであろう。
そして、それは、相手が人であるから、その人自身の課題解決がミッションになるので、「いかにやる気にさせるか」、「モチベーションを上げられるか」、「共感してもらえるか」といった対人関係スキルだ。
要は、顧客の課題をいかに解決できるか、このスキルが勝負となるのだ。
この解決の手段として、人がAIやロボットを活用すれば良いのだ。
AIやロボットは職を奪うという後ろ向きの発想ではなく、いかにこれを活用して社会をよりよくするのかという発展的な発想で捉えていくことが大切だ。
何事も、考え方が重要。
考え方により、見える世界は、良くも悪くも一変する。
願わくば、明るく、楽しく、この世をみていきたいものだ。