結局、昨日のNY市場は、下落してしまいましたね。
こうなってしまうと、株価の低迷は長期化してしまいそうです。
前場は、ダウもナスも上昇していました。
雇用統計がほぼ想定内となり、安心感から買い優勢となったものの、後場は一気に崩れてしまいました。
結局は、雇用などの現状がどうであろうが、利上げによる経済へのマイナスの影響が懸念されています。
株式市場においては、このような懸念であったり、リスク、不透明というものが最もネガティブな要素になってしまいますので、
このままでは、しばらくは底無し沼の展開にもなりかねませんので、非常にマズい状況です。
潮目は完全に変わってしまったかもしれませんので、どこかのタイミングで決断が必要になるかもですね。
日本においても、このまま行くと、景気の悪化は避けられないでしょう。
ものの値段が上がり続けていますし、この流れは、円安でさらに加速化しそうな勢いです。
一方で、収入は上がる気配すらありません。
給料は上がらず、出費が増えれば、家計はいずれ破綻してしまいます。
今までと同じ生活をするだけでもジリ貧になってしまいますので、もう支出を減らさざるを得ません。
そうなると、景気は当然に悪化してしまいます。
このような未来が見えていますので、先行指数である株価は、それを織り込みにいきます。
日本市場は、米国の利上げの影響を受けているのではなく、この近未来を占っているかもしれませんね。
グロース株は、さらにボロボロになっています。
マザーズ指数は、再び700ポイント割れになりそうですし、今年はグロース銘柄にとっては、試練の年になっています。
昨年までは、ブイブイ言わせていた銘柄も、風前の灯となってしまっています。
世の中の移り変わりは早いですが、グロースはさらに早いです。
その怖さを思い知った一年となりそうです。