本日は、世紀の大決戦が行われる。
第40回 ジャパンカップで、歴史的名馬3頭が激突する。
アーモンドアイ
言わずと知れた現役最強馬にして、史上初のG1・8勝馬。
東京2400mは、2戦2勝(優駿牝馬&ジャパンカップ)。
鞍上は、絶好調の名手クリストフ・ルメール。
今回がラストランであり、勝って有終の美を飾るか。
コントレイル
史上8頭目のクラシック三冠馬にして、史上3頭目の無敗の三冠馬。
父ディープインパクトと親子での無敗のクラシック三冠達成。
前走の菊花賞は、アリストテレスとの壮絶な叩き合いを制したように、勝負根性抜群。
ベストディスタンスは2000mと言われているが、日本ダービーを見る限り守備範囲といえる。
デアリングタクト
史上初の無敗の牝馬三冠馬。
驚異の末脚で、オークスでの上がり3ハロン・33.1秒は秀逸。
ここまでの走りを見る限り、東京2400mはベストディスタンスと見える。
3歳牝馬の好走例多く、斤量53kgは魅力。
3強決着となるのか?
この3頭が出走するということ自体が奇跡であり、このレースを見られるだけで感動物であるため、はっきりいって、馬券が当たるかどうかはどうでもよい。
しかし、競馬ファンのはしくれとしては、しっかりと予想を行ったうえで、世紀の決戦を見届けたいと思う。
実力を見る限り、この3頭は別格であり、他の馬がつけ入る隙はない。
でも、そこは競馬、何が起こるか分からないし、紛れもある。
ということで、基本は当然この3頭となるが、1頭だけ有力馬をピックアップしたい。
そうなると、やはり、この馬しかいないだろう。
そう、カレンブーケドールだ。
G1馬ではないものの、G1は2着3回。
このG1も、オークス、秋華賞、ジャパンカップであり、東京2400mは全く問題ない。
また、この馬の戦績を見れば分かるように、とにかく手堅い。
つまり、相手なりに走るということで、こういった性質の馬は、相手がだれであろうとその馬にあわせて走ってしまえるのだ。
さらに、今回は1枠1番と絶好枠を引き当てた。
道中ずっと好位置をキープして、経済コースを走ることが出来れば、3着以内に入る可能性は十分あると見た。
栄冠はどの馬に…
では、どの馬が1着となるのか。
今回のジャパンカップは、どの馬が1着となるのかが、最大の関心事となる。
3頭のうち少なくとも2頭は敗れることになるので、それぞれが持つ記録が途切れるということになり、何としても1着を獲りたいところだろう。
はっきりいって、実力は伯仲していると見ており、そうなると、調子の良さが明暗を分けることになる。
アーモンドアイは、3頭の中で最もレース間隔が短い、中3週のローテーション。
前走の天皇賞(秋)は、好位抜け出しで、それほど負担がかかったとは思えないが、それでも、中3週は気になるところだ。
この馬も三冠牝馬なのだが、古馬になってからは、2走目は取りこぼしているので、リフレッシュした方が良いタイプなのだろう。
そうなると、今回も2走目なので、少々割引が必要なのかもしれない。
コントレイルは、何と言っても、前走の菊花賞で壮絶な叩き合いを演じたので、疲労度は最も大きいと思われる。
今週の追い切りは良かったといえど、先週の追い切りはパッとしなかったことから、ここはやはり万全とはいえないのではないだろうか。
また、今回が3走目というのも、気になるところだ。
菊花賞をピークに仕上げていると思うので、ここは割引だろうか。
こうなると、デアリングタクトが、最も状態が良いと考えらえる。
レース間隔は、3頭の中でもっとも余裕があり、今回が叩き2走目というのも上積みを見込める。
ベストディスタンスで、状態が良く、斤量のメリットもあることになるので、この馬を本命にしたい。
馬券は、3連単1着固定で勝負する。
1着:デアリングタクト
2・3着:アーモンドアイ、コントレイル、カレンブーケドール
それにしても、レースが楽しみでならない。
アーモンドアイの引退レースであり、どちらかの無敗馬が敗れるという寂しさもあるが、ワクワク感が止まらない。
でも、ひょっとしたら、またまたビッグサプライズが起こるかもしれない。
まさかの、1着同着! なんてことが起こったりして…。