トランプショーの幕開けだ。
コロナウイルスに感染したトランプ大統領は、4日、車で一時外出し、集まった支持者に手を振るパフォーマンスを行った。
感染したこと自体がフェイクニュースだとの観測もあるが、流石にそれはないだろう。
これは、まさに自身の命をかけた勝負でもあるといえる。
大統領選において、トランプは常に劣勢に立たされていた。
先日の討論会でも、劣勢の焦りからか、論理性を欠いた発言が目立ち、バイデンとの差を埋めるどころか、逆に離されてしまった感がある。
このままでは、バイデンを捕えきれないと、株式市場でも悲観的な動きがみられていたが、まさに、今、千載一遇のビッグチャンスが到来しているのだ。
コロナウイルスに感染したことは、もちろん悲劇なことなので、回復を祈るばかりなのだが、ウイルス感染からの復活をアピールすることができれば、サクセスストーリーに成り得る。
もともと、このコロナウイルスに対して、米国だけでなく世界中の人たちは怒りを抱いている。
多くの人が犠牲になり、多くの人が困窮し、多くの人の生活を悲惨な目にあわせている。
なので、これに感染した人に対しては、人々は同情するし、回復を祈る。
特に、あの強いトランプがウイルスに斃れる姿は、米国人であれば誰も見たくはないだろう。
トランプ大統領としては、自身の身体に危険が迫る切迫した状態ではあるものの、大統領選を勝ち抜くためには、この機会を最大限利用するしかない。
そして、ウイルスに打ち勝ち、強い大統領としての姿を、国民の目に焼き付けることが出来れば、逆転は十分可能だろう。
とはいえ、トランプは、高齢にして肥満という重症化リスクが高いことは間違いなく、命の危険がある状態だ。
各国の首脳も、回復を祈るメッセージを発しており、無事を祈るばかりだ。
そのような中、今日の経団連の中西会長の発言には、呆れるばかりだ。
トランプ大統領が新型コロナウイルスに感染したことについて、「正直にいって、ちょっと不注意ではないか。ある意味、典型的な自業自得だ」とコメントしたのだ。
確かに、トランプ大統領は、反中国の政治スタンスもあり、コロナに対して不注意な面はあったかもしれない。
しかし、病で苦しんでいる人に対して、自業自得だと非難して突き放すのは、いかがなものだろうか。
あの北朝鮮の金正恩委員長ですら、「一日も早く全快することを心から願う。あなたは必ず打ち勝つ」と激励の見舞い電報を送っているほどだよ。
これで、経団連は、中国べったりの団体で習近平の犬であることが、国内外に対して明白になった。
経団連としては、今、ポンペオ国務長官が来日しており、国際情勢について議論をするという状況で、当然、中国に対する日本のスタンスも明確にしていかなければいけない中で、中国に対していち早く忠誠を誓ったというところだろうか。
これは、明らかに国益を害する行為といえよう。
もうこんな反日団体は解散した方がよいし、まずは即刻、謝罪すべきだ。
というか、日立の会長ごときの分際で、偉そうに言うなといいたい。
いかに媚中派といえど、人として言っていいことと悪いことがある。
このままだと、日立自体もいずれえらいことになってしまうよ。
少なくとも私は日立製品は買わないだろう。
そして、米国で日立ボイコット運動に発展することも十分ありえるのだ。
いや、日立がどうなったところで、まさに「自業自得」なので、どうだっていいのだが、日本国そして日本人が、そんな人でなしと思われるのは、何としても避けなければならない。
そうならないためにも、ここはやはり、菅首相に踏ん張ってもらうしかない。
経団連や、二階氏など外野が足を引っ張るアゲインストな環境が続くが、ここは、米国を初め国際社会と連帯し、中国に対して毅然とした態度を取るべきだ。
それ以外に、日本の進む道はないと思う。