なかなか、日はまた昇ってきませんね。
米国市場は、昨日も続落し、調整色を一段と強めてしまっています。
ナスダック指数は、これで4日続落し2.7%安。
今月の下落率は12.0%に達してしまい、1月としてはリーマン・ショックが起きた2008年の9.9%下落を上回り、過去50年間で最悪のペースに陥っています。
ここまでは、金融緩和もあり一本調子で上げてきていましたが、ここからは、業績相場への移行が顕著になってきそうです。
ネットフリックスが22%安と暴落したことが、それを物語っています。
ネトフリの1~3月期の有料契約者数の伸びは、250万人。
市場予想が693万人、昨年10~12月期実績は828万人で、を大幅に鈍化した格好です。
ここまで、急激に伸びていましたので、どこかで鈍化するのは仕方がないのですが、鈍化すれば、高いPERは成り立たなくなるのも現実です。
ネトフリのPERは、143倍。
割高感は否めませんよね。
他にも、相場を牽引してきた「テスラ」のPERもエグいことになっています。
なんと、1,275倍です。
これも、ここからはヤバそうな感じがしますよね。
米国相場を牽引してきたのは、テスラのような一部の銘柄ですので、ここが崩れると、米国市場は崩壊してしまうかもしれません。
そうなると、日本市場も当然に影響をモロに受けてしまいますので、同時崩壊します。
このシナリオ、データを見る限りでは、現実味がありそうで怖いです。
日本株も、個別銘柄では、面白そうなものが多々あり魅力があるのですが、全体相場でやられてしまうと、抗う術がありません。
いやあ、悩ましい展開になってしまいましたね。
やっぱり、現実的に考えると、PER1,000倍超は、ヤバいっすよね。
あまり考えたくないですけど、怖なってきましたわ。
一気に崩れる兆候があった時は、躊躇なく清算することを徹底した方が良さそうですね。