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コロナ対応は都知事選後に一変する?

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本日の日経平均株価は、朝方こそ昨日のNYダウの上げに支えられて上昇したものの、後場には下落に転じ、結果、166円の下落で終わった。

新型コロナウイルスの感染再拡大による、経済活動の停滞懸念が理由とされているが、どうだろうか。

 

確かに、東京では再び感染者が増えだしてはいるが、それでも、たかだか60人程度。

東京都の人口は、約1,400万人。

そのうちの60人って、実際問題どれほどのものだろうか。

 

また、夜の繁華街での感染者が増えているようだが、こんなの完全に想定内の話のはずだ。

すべての活動が解禁されたわけなので、当然、この程度の感染者が発生するのは織り込み済みのはず。

 

さらに、国や都の方針は、「もうこれからは、自己責任でお願いします。」というものに変わったのだ。

すなわち、もうそれほど危険なものではないと踏んだのである。

だから、現段階では、コロナはそれほど恐れるものではないのであり、少々感染者が増えても、再びロックダウンなんてことにはならないであろう。

 

都知事選の行方

 

とはいえ、7月5日の東京都知事選後は、何か変化があるかもしれない。

かつて、オリンピックの延期が決まる前は、何らコロナ対策は為されいなかったのが、延期が決まった途端、それまでの言説をひっくり返すかのごとく、対応が一変した経緯がある。

 

この経験からすると、ひょっとしたら、都知事選が終わるまでは鳴りを潜めておいて、終わった途端に豹変する可能性は否めない。

そうなると、いよいよ経済はおかしくなってしまうので、注意が必要だ。

さすがに、そんな失政はしないとは思うがどうだろうか…。

 

怖いのはアメリカと中国

 

アメリカは、1日4万人超という、過去最高の新規感染者数を記録している。

米国立アレルギー感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士などは、新規感染者が1日あたり10万人になっても「驚かない」と述べている。

 

アメリカでここまで感染者が増えるのは、マスク着用ソーシャルディスタンスの確保が徹底されていないのが原因であろう。

パリピが多いのも、拍車をかけている?かもしれない。

 

どこかで歯止めをかけないと、ズルズルといってしまい、いつまでたっても収束しない。

大統領選挙があるという政治的背景も、今回はアゲインストになる。

トランプ大統領の生命線は経済なので、経済再開を優先しがちになり、ここで無理が生じてしまう。

 

そうなると、やはりここは、マスク着用の徹底と、ソーシャルディスタンスの確保を確実に行うことしかないと思う。

日本人からすると、それぐらいできるでしょと思ってしまうのだが…。

 

あとは、中国の動向だ。

北京での新たな感染拡大も気になるところだが、ここへきて、新型のインフルエンザウイルスが発見されたことは、少々気がかりだ。

情報が今後どれだけ公開されるのかを含め、いろいろなリスクが混在しており、注意が必要だ。

 

いずれにしても、感染の第2波とともに、マーケットも二番底に陥らないよう願うばかりだ。

もし、その兆候が出たならば、今度は躊躇せず持ち株を処分したいと思う。

これからは、毎日、慎重に見極めていきたい。

 

 

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